個人でダイヤモンドポルカを繁殖させれないかな〜…でも難しそうだし💦
生まれた直後どう飼育すればいいか分からないし。
そもそも何の準備からはじめたらいいの?注意することは?
そんなお悩みに答えます。

<このお悩みを解決する人物>
魚田亀太郎(ウオタ カメタロウ)
・ダイヤモンドポルカの飼育歴10年以上
・繁殖も成功させており、現在も数ヶ月に一度のペースでブリード中
・自称ダイヤモンドポルカのスーパーマニア
そんな魚田亀太郎が、初めての方でも飼育できるよう分かりやすく説明します!

ダイヤモンドポルカを繁殖するための5つのテクニック
熱帯魚店やブリーダーのお店等のかなり大きい水槽で、大量のオスが入っている中にメスを1匹投入する方法なら簡単に交尾しますが、なかなか個人でその規模の水槽やオス、メスを飼育するのは難しいと思います。ですのでこのページでは、個人向けに1ペアで繁殖を成功させるためのポイントを5つ紹介します。
① メスはオスより一回り大きいサイズの個体を選びましょう
② 元々オスがいる水槽にメスを投入しましょう
③ 混泳している魚がいれば、オスの動きを活発にさせる必要があるので、スペースを確保するために他の魚は移動させましょう
④ 水変え前の少し汚れた水の方がオスは盛りやすくなりますのでそのタイミングでメスを投入しましょう
⑤ オスがメスを追いかけるための空間は広い方がいいので、可能な限り水深を深くしましょう
→簡単に水深を深くする方法
排水のパイプに塩ビパイプを追加することで、水が溢れない程度まで水深をあげることができます
繁殖に必要な最低限の環境づくりー水槽・水温・餌
水槽の選び方
・ワイドより奥行きを優先、奥行きより高さを優先する
・オーバーフローはサイドフローを選ぶ
水温
・交尾を行わせたい場合は通常より高めにする(30度前後が好ましい)
餌
・妊娠が分かれば、冷凍キビナゴ、冷凍アジ等の海の餌が良い
理由→人間でも同じですが川の魚より海の魚の方が栄養が高いからです
・人口餌を減らし、生き餌を増やす
・妊娠が分かれば、餌の量をいつもあげている量の倍くらい増やす
・餌を増やすため、水換えは頻繁に行う
水槽
・繁殖させるためには最低でも180×90×60以上の水槽が必要
・メスは必死に逃げるため、直接(横か上に)の距離が多く取れるように高さのある水槽、広い水槽の方が妊娠する確率が上がる
・後尾するための水槽は高さが重要なので最低でも80cmが必要ですが、交尾に慣れた上手い雄は60cmで成功させる場合もある
繁殖可能なオス・メスの行動特性、繁殖行動

繁殖可能なオスの行動特性
誕生後から約2年半でクラスパーが成熟し、体盤は、約30cmから35cmになります。その頃になると頻繁に雌を追いかけて噛み付き交尾しようとします。
交尾しようとした動きがあれば繁殖可能なタイミングのサインです。
オスの繁殖行動
オスはメスを追いかけ固定し噛みつこうとします。
初めの頃はメスを上手く固定することが出来ず、噛んでも逃げられてしまいます。
メスはオスを警戒してしまい、オスが近づくだけで逃げますが、オスは諦めずに健気にメスを追いかけて噛み付き交尾に行きます。
オスは、メスにガッチリ固定し噛みつくことができたら、メスが泳いで逃げる前にクラスパーから射精します。
交尾が終われば、オスは、メスを全く相手にしません。
交尾完了のサイン
・偶然に目で見れて確認
・噛み跡
・飼育水の濁り具合
・オスのメスに対する興味関心の有無
・メスのエサ食いの勢い 等から判断します

メスが妊娠して子供を産むまで
交尾から出産までの流れ
1:交尾(オスから噛まれた跡ができる)
2:エサを食べなくなる
3:1週間程エサを食べなくなったのちに、以前より食欲が出てきてよく食べるようになる
4:3ヶ月〜4ヶ月目になると背中(お腹)がかなり膨らみ、子供がピクピクと動いた瞬間が肉眼で確認できるようになる。(マニアの中ではこの現象を「モコピク」と言います。)
5:エサをまた食べなくなる
6:エサを食べなくなって5日程度で生まれる

妊娠から出産までの補足事項
・オスは約2年半、メスは約3年〜ブリーディング可能
・理想としてはメス1匹に対してオス2匹です
理由→人間と同じようにエイにも相性があり、メスが交尾を受け入れず傷だらけになり最悪はオスに噛まれてストレスにより死んでしまう場合もあるから
大事なポイント!
交尾を確認したらメスを単独隔離してください!
人間と同じようにエイも妊娠するとストレスがかかるのでなるだけ穏やかに過ごさせてあげるのが大切です。
妊娠が分かったらなるだけ早くオスから離してあげましょう。
1ヶ月ほどすれば、メスのお腹が膨らんでくるので、こちらも確認できる方法です。
産前産後の注意点
・モコピクが始まれば、いつ生まれてもおかしくないので頻繁に水槽を確認しましょう
・出産直後は、すぐにベビーをすくって別の水槽に隔離しましょう
※メスが子供を食べたり、攻撃したりするのでなるだけ早く隔離してください※

出産後の立ち上げ方<出産直後〜1ヶ月頃>
生まれすぐ立ち上げる必要がある。
立ち上げるとは→親から隔離し、生まれた個体だけで餌を自力で食べるように慣らすこと。
生まれて3日ほどは、栄養が体にあるためエサなしでも生きることができますが、その間に餌を食べさせなければ死ぬ確率が上がるので初めが肝心です。
立ち上げ方
①ある程度の大きさの水槽にエアーを多めで飛び出し防止の蓋をし、生きているメダカを餌用として泳がせる
②1匹につき10匹の目安で生きメダカを入れる
・生き餌は常時泳がせておくのが良い
・その他に1日に2回、冷凍赤虫を1匹につき2キューブ程あげる
・この間オトヒメ等の人工餌も少しずつ与え、人工餌にも慣れさせていくのが理想
・食べ残しの餌があれば毎回処理する
③徐々に全ての餌に慣れてきたら、メインに与えたい餌を中心に増やし、餌を切り替えていく
⭐︎1ヶ月程度を目処に、他の魚との混泳や先に生まれた個体とある程度大きさがあれば混泳が可能です。
⭐︎また、この時期くらいになれば、将来キープする個体の選別も可能となってきます。

ダイヤモンドポルカは個人でも繁殖可能?のまとめ
個人での繁殖はタイミングもあるのでかなり難しいです。
魚田亀太郎も、これまで何度も隔離のタイミングが遅くメスに攻撃されてしまったり、立ち上げが上手くいかず弱ってしまったこともあります。
ただ、慣れてくるとメスの少しの変化や特徴が分かるようになってきます。
自身で生まれた時から育てて繁殖できるオスメスも育てています。
子供の頃から育てて大きく成長したエイは、我が子のように可愛い存在になりました。
手間も時間もかなりかかりますが、丁寧に向き合い試行錯誤を繰り返せばきっと繁殖できると思います。魚田亀太郎もここまでくるのに数年かかりました。
チャレンジするきっかけや、参考になれば嬉しいです😊
こんな時はどうすればいいの?や、もっと知りたい!
等ありましたらお気軽にご連絡ください。
